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ZEHとは?ZEH住宅の利点・欠点や補助金制度の詳細を徹底解説!

Date2024.6.5(Wed)/Category住宅設備

家づくりを考える際、「断熱」や「気密」とともに「ZEH」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。しかし、その具体的な意味や内容については詳しく知らない方も多いでしょう。この記事では、ZEHの特徴やメリット・デメリット、ZEH住宅に関する補助金について詳しく解説します。ZEHについての理解を深め、家づくりの参考にしてください。

ZEHの特徴とは?

ZEHは「net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略で、年間の消費エネルギー量を実質的にゼロにする家のことです。つまり、自らエネルギーを生み出し、生活に必要なエネルギーを補う仕組みを持つ家です。ZEHの特徴は「高断熱」「省エネ」「創エネ」の3つです。具体的には、エネルギー消費を極力減らすための「断熱」、家電設備でエネルギーの消費を抑える「省エネ」、消費エネルギーを上回るエネルギーを生み出す「創エネ」の3本柱で構成されています。光熱費を抑えつつ快適な暮らしを実現できるのが、ZEH住宅の大きな魅力です。

 

参考元:資源エネルギー庁 知っておきたいエネルギーの基礎用語 ~新しい省エネの家「ZEH」


ZEH住宅
認定の条件

 

ZEH住宅として認定されるには、以下の4つの条件を満たす必要があります。

 

・外皮性能(UA値)がZEH強化外皮基準以下であること
  UA値は断熱性能を示す値で、小さいほど断熱性能が高いことを意味します。地域ごとに異なる基準が設定されています。例として、東京は0.6以下、北海道は0.4以下となっています。

 

・基準一次エネルギー消費量を20%以上削減できていること
  省エネ基準より20%以上エネルギーが削減されている必要があります。再生可能エネルギーによる削減率は含みません。

 

・再生可能エネルギーが導入されていること
  太陽光発電システムなど、再生可能エネルギーの設備の導入が必要です。

 

・消費するエネルギー量から100%以上のエネルギー削減ができていること
  これにより、基準エネルギー消費量からエネルギー消費量を100%削減することが求められます。

 

UA値について理解しておこう

 

UA値は、壁などの外皮を通じた住宅内外の熱の出入りのしやすさを表す数値で、小さいほど断熱性が高い住宅を示します。地域ごとに異なる基準が設定されています。日本全国を8つの地域に分け、それぞれに基準が定められています。

 

参考元:国土交通省「【参考】ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の定義」※3枚目

 

各地域のZEH基準、HEAT20基準の具体的なUA値をチェック

 

ZEH基準のほかにも、HEAT20基準という指標があります。HEAT20は「ZEH基準」よりも高い性能を求めており、G1、G2、G3の3つのランクに分かれています。

 

【ZEH基準、HEAT20基準におけるUA値】

 

参考元:国土交通省「地域区分新旧表」

 

ZEH水準の注文住宅にするメリット、デメリット

ZEH水準の注文住宅には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

 

メリット

・室内温度を一定に保てる
  高断熱性と省エネ性能により、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内を実現できます。温度の急激な変化によるヒートショック予防にも効果的です。

 

・光熱費が削減できる
  高性能な住宅のため、暖房などの光熱費が削減され、住宅を売却する際には高値で売れる可能性があります。

 

・災害時に安心
  蓄電システムにより、災害時にも電力を利用できます。

 

デメリット

・間取りやデザインに制限が出てくる
  多くの機器を外部に設置する必要があるため、理想の外観やデザインに制限が出る可能性があります。

 

・創エネに必要な太陽光発電はメンテナンスが必要
  メンテナンスには費用がかかるため、ランニングコストも考慮する必要があります。

 

・発電量が地域や天候によって左右される
  太陽光システムの発電量は天候や地域によって変わるため、日当たりや気候を考慮して判断する必要があります。

これらのメリットを最大限に活かし、デメリットをカバーするために、政府や地方自治体からの補助金制度を活用することが非常に有効です。例えば、ZEH住宅を建設する際には、多くの自治体で設置費用の一部を補助する制度があります。これにより、初期投資の負担を軽減でき、長期的なコスト削減や環境負荷の低減を実現しやすくなります。また、補助金制度は、最新の省エネ技術や創エネ設備の導入を促進し、地域全体のエネルギー効率向上にも貢献します。

ZEHは補助金制度が活用できる

ZEHを満たす住宅を建てる際には、補助金制度を利用することができます。経済産業省と環境省がZEHの普及を促進するために補助金制度を設けています。この補助金を利用することで、初期投資の負担を軽減することが可能です。例えば、太陽光発電システムや高効率な断熱材の導入に対しても補助金が支給されるため、エネルギーコストの削減に大いに役立ちます。以下に2023年度の公募要項をまとめました。この補助金制度をうまく活用することで、環境に優しい住宅の建設がさらに身近なものとなります。補助金の詳し内容は参考元のリンクからもご覧いただけます。

 

 

ZEH支援事業

申請対象者: 新築住宅を購入・建築する個人、新築住宅を販売する法人 対象住宅: ZEH、ZEH+の要件を満たす住宅

補助額:

ZEH: 55万円/

ZEH+: 100万円/

蓄電システム等に対して別途補助金

 

申請方法 まず、ZEH住宅に対応している工務店やハウスメーカーと工事請負契約を結び、ZEH補助金の申請依頼をします。着工前の申請が必要です。審査後、事業完了後に補助金の実績報告書を提出し、補助金が入金されます。

 

参考元:環境省「令和4年度(2022年度) 戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業」
参考元:環境省「令和5年度(2023年度) 戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業」
参考元:一般社団法人 環境共創イニシアチブ「2023年の経済産業省と環境省のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金について」P4

まとめ

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、年間のエネルギー消費量を実質ゼロにする家で、快適な暮らしとエネルギーコストの削減を実現する持続可能な住宅です。ZEH住宅には高断熱、省エネ、創エネの3つの特徴があり、各地域の気候に応じた基準を満たす必要があります。

 

ZEH住宅のメリットとしては、室内温度を一定に保ち、光熱費の削減や災害時の電力確保が挙げられます。一方で、間取りやデザインの制約、太陽光発電システムのメンテナンスコスト、発電量の天候依存といったデメリットも存在します。

 

しかし、ZEHに適合する住宅を建てることで、補助金制度を活用できる点は大きな魅力です。補助金制度は、初期投資の負担を軽減し、より多くの家庭がZEH住宅を選択する助けとなります。

 

家づくりを検討する際には、ZEHの基準や条件、メリット・デメリットを十分に理解し、自分たちの生活スタイルや予算に合った最適な選択をすることが重要です。これにより、環境に優しく、経済的にも持続可能な住宅を手に入れることができるでしょう。

 

資料請求・無料相談会へのリンクはこちら:https://noah-house.net/catalog/

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