目次
今って建てどき!?~年齢編~
いつかは建てたいと思っているけれど、なかなかタイミングがつかめない方。
年齢や今後のライフプランからベストな建てどきを考えましょう。
みんなは何歳で建ててる?
約65%の人が30代までい建てている
2025年現在、家を建てる年齢は30代が中心でマイホームを手に入れています。仕事や収入が安定することや、子どもの誕生、入園・にゅがく、賃貸の更新といったライフイベントも家づくりのきっかけになりやすいです。もちろん年齢を重ねてからでも家づくりのチャンスはありますが、家族が一緒に過ごせる時間は意外に短いものです。いずれ建てたいと思っているのであれば、早めに建てて、新しい家でたくさんの思い出をつくるのもいいかもしれません。
決断を先送りすると住宅ローンに影響あり?
借りられる額が少なくなることも
住宅ローンは若いうちにスタートするほど返済期間を長くとることができ、月々の返済額を抑えながら、かつ多くのお金を借りることができます。40代以降でも35年返済は可能だが、リタイアの前の完済を目指すなら途中の繰り上げ返済は必項。実質返済できる期間は25年前後と短いので、希望通りの額が借りられない場合もあります。早めのスタートで時間を味方につけ、家計に無理がない返済をしましょう。
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COLUMN
検討から着工まで1年以上
家づくりは思った以上に時間がかかります。ネット検索やカタログ取り寄せどの情報収集開始から、建築会社とプランを相談し、着工までに要する期間は平均16.5か月です。完成した新居に住めるまでは平均28.2か月かかるというデータもあります。いつまでに新生活をスタートしたいか目標を決めて、まずは行動開始をしましょう。
今って建てどき?~金利編~
家づくりの予算や返済企画にも影響する住宅ローン金利。低金利はいつまで続く?もし、金利が上がったらどうなる?
これからの金利って上がるの?
固定金利と上昇気味
変動金利は昨年から上昇気味
10年物国債の金利に連動する住宅ローンの金利は、このところ上昇気味です。変動金利もここ10年変わらずだったが、昨年から上昇気味になってきています。住宅ローンの返済期間は長期期間にわたるため、今後も変動金利は将来的に上がる可能性はあります。金利が低いうちに住宅ローンスタートし、金利が本格的に上がる前にできるだけ残高を減らしておくのが得策かもしれません。
金利が1%上がったら支払いはどれくらい違うの?
794万円余計に利息を支払うことになる
固定金利は、返済期間中ずっと金利・返済額がかわりません。そのため、いかに低金利のうちに借りるかが重要です。もし、家づくりを送っている間に金利が1%上昇すると、借入額3000万円では月々の返済額が約1.6万円上、約675万円も余計に利息を払うことになります。なお、大部分の住宅ローンはローン実行時(家の引き渡し時)の金利が適用されます。申し込んだときの金利とは異なる場合があるので注意。
COLUMN
変動型を選ぶ人が7割超
住宅ローンは、完済まで金利・返済額が変わらない「全期間固定型」と、一定期間の金利・返済額を固定し、その後固定期間の再設定が変動を選ぶ「固定期間選択型」、金利は半年、返済額は5年ごとに見直す「変動型」があります。ここ20年以上、変動金利が低いため、7割以上が変動型を選んでいるが昨年から変動型も金利が上がってきているため、今後の動きも定期的に見ておくことをおすすめします。
今って建てどき?~住宅ローン控除編~

住宅ローンの借入残高に応じて納めた税金が戻る「住宅ローン控除」、制度をフル活用しるには期限や条件に注意が必要です。
住宅ローン控除っていつまで受けられるの?
確実なのは2025年入居まで2026年以降は未定
住宅ローン控除とは、年末住宅ローン残高の0.07%が13年間にわたり納めた所得税などから戻る制度。2025年末までの入居なら控除の対象となる住宅ローン残高は上限は最大4500万円まで。最大で年間31.5万円、13年間で409.5万円の税金が戻る計算です。なお、2026年以降の制度がどうなるかは現在のところは未定です。今の条件で確実に制度を利用したい人は、2025年末までの入居を目指して進めましょう。
住宅ローンを2人で借りると控除額はどうなるの?
夫婦で借りれば住宅ローン控除も2人分
住宅ローン控除で戻るお金は自分が納めた税金の範囲内です。たくさん借りる場合は、1人より2人で住宅ローン控除を受けたほうがトクすることもあります。ちなみに2人で住宅ローン控除を受けるには、夫婦それぞれの名義で住宅ローンを分けて借りる「ペアローン」が、夫婦の収入を合わせて一つの住宅ローンを「連帯債務」で借りるのが条件です。2人で借りる場合は住宅ローンの諸費用が若干増えるので、トータルコストはよく検討しましょう。
今って建てどき?~価格編~
今は何でも目上がりしているから家づくりのタイミングも悩みどころですよね。実際のところ、土地価格や建築費はどんな状況なのか下で確認してみましょう。
今、土地価格は上がっているの?
住宅地の上昇は比較的穏やか
ニュースなどで不動産価格の上昇が話題になっているが、価格が大きく上昇しているのはマンションなど都市部に立地する不動産です。2010年の平均(=100)を基準とした場合、マンション価格は107%も上昇しているが、住宅地価格は19%程度の上昇でとどまっています。2025年で不動産価格は大きく左右される可能性が高いと言われています。なぜなら、万博の開催や鉄道インフラの拡大、IR誘致(総合型リゾート)などの影響が出ると考えています。
建築費高騰!みんなはどうしてるの?
予算を調整して建築時期は変えず
木材や銅材といったら資材価格の高騰に、慢性的な人手不足、さらに最近では円安やウクライナ戦争によるエネルギー価格の上昇も加わり、家を建てるコストが上がり続けています。実際、家づくりを検討中の人のうち、約9割が建築費高騰を認識しています。そのうちの6割以上が「今後も価格は上がっていく」と予想しています。先送りしても価格は当分下がる見込みがないと判断して予定通り進める人が多いです。
[予算オーバーしたらどうする?]
1位 (建築プランを変えず)予算を増やす 39.4%
2位 (予算を増やさず)土地費用を抑えて建築費に回す 27.4%
3位 (予算は増やさず)建築費と土地費用を両方少しずつ削る 21.3%
4位 (予算は増やさず)建築費を抑えて土地費用に回す 10.2%
まとめ

家を建てるタイミングは、生活の基盤を作る重要な決断です。まず、安定した収入と一定の貯金が必要です。住宅ローンを組む場合、返済計画が立てられることが前提となります。それにより。30代で家を建てる人が一番多いです。また、家族の状況や将来設計を考慮しましょう。子どもの教育や親の介護、ライフステージに応じた必要な広さや間取りを決めることが大切です。土地の相場や建築費用の動向も見逃せません。特に建築資材や労働力の価格が高騰する時期を避けることが賢明です。さらに、金利の変化も大きな影響を与えます。今金利が上昇傾向を続けているなかで今後の変動も確認しながら金利が本格的に上昇する前に住宅ローンを組みましょう。例えば、低金利時期に住宅ローンを組むと、長期的に見て支払い負担を軽減できます。価格に関しても、物価上昇になっている今、マンションの不動産価格も上昇しているがそれに比べて戸建住宅は価格変動が緩やかです。経済全体の動向や自分のライフプランを十分に考え、家を建てる最適なタイミングを見極めましょう。