Panasonic
Technostructure
パナソニック テクノストラクチャー工法
Panasonic Builders|
パナソニックビルダーズグループ
パナソニックのテクノストラクチャーは、
木と鉄のテクノビームで高い耐震性と間取りの自由度を両立し、先進技術でエコ性能やデザイン性にも優れています。
グッドデザイン賞やレジリエンスアワード2024などを受賞した、地震に強く、快適で、美しいロング&スマートな住宅工法です。
- 住まいづくりの視点は
時代によって変化する -
住まいはどのようなものであるべきか?
住まいは自然災害に対して強く、安全に暮らせるものでなければなりません。
地震や豪雨などのリスクが高まる中、住まいの耐震性や防水性などの基準は今後も厳しくなるでしょう。
また、エネルギーの消費量やコストも住まいの重要な要素です。
温暖化の影響で夏は暑く冬は寒くなる傾向があり、快適な室温を保つためには省エネの工夫が必要です。
人生100年という⾧いスパンで考えると、住まいは丈夫で⾧持ちし、メンテナンスやリフォームが容易なものであることが望ましいです。
家づくりに必要なこと
家づくりに必要なこと#01
頻繁に起こる災害に屈しない
災害に対する強さ。
日本は地震が多い国の一つです。1995年の阪神・淡路大震災から数えて、最大震度6弱以上の地震が60回も発生しています。
この状況では、30年のちに震度6弱以上の地震が起こる確率が6%なら500年に一度、26%なら100年に一度のレベルになります。
予想できない地震に備えるには、住まいの耐震性を高めることが大切です。
#1 災害に対する強さ
POINT01
特殊な部材
「テクノビーム」を使う
日本は木造建築の伝統が⾧く、現在も一戸建て住宅の大部分が木造です。
しかし木材は上下方向の力には耐えられるのですが、左右方向からの力には弱いという特徴があります。
そのため、パナソニックでは最も重要な梁に木と鉄の合成梁「テクノビーム」を使っています。
- 木と鉄の複合梁
-
日本は木造建築の伝統が⾧く、現在も一戸建て住宅の大部分が木造です。
しかし木材は上下方向の力には耐えられるのですが、左右方向からの力には弱いという特徴があります。
そのため、パナソニックでは最も重要な梁に木と鉄の合成梁「テクノビーム」を使っています。
#1 災害に対する強さ
POINT02
1棟1棟 構造計算をする
住まいの強度を向上させるには、柱や梁など各部材の強さと住まい全体の均衡が大切です。
日本の一般的な木造戸建住宅(※1)では構造計算(許容応力度計算)は必要とされていませんが、間取りや大きさは住まいごとに違うので、強度は1軒1軒構造計算でチェックすることがお勧めです。
※1 2階建て以下、延べ床面積500㎡以下の住宅
構造計算
(許容応力度計算)
地震、台風、豪雪など火災が起こった際、建物にどのような力が加わるのかを計算し、その力に建物が耐えられるかどうか詳細に検証するのが許容応力度構造計算による「構造計算」。テクノストラクチャーでは、発売当初からすべての建物で構造計算を行っています義務付けられてませんが、間取りや大きさは家ごとに異なるため、強度は1棟1棟構造計算で確認することをおススメします。
- 建てる前にシュミレーション
-
テクノストラクチャーでは、独自の厳しい基準を大きく上回る388項目のチェックを実施。
構造的に負担のかかるほぼすべての部位の強度と住まい全体のバランスを十分に確保します。
- 構造計算の〈保証書〉をお渡し
-
住宅引き渡し時にパナソニックから発行した「構造計算書」と「構造計算保証書」をお渡ししています。
構造計算書では、1棟ごとにシュミレーションされた構造計算の内容を確認できます。
家づくりに必要なこと#02
心地よく暮らすための工夫。
日々の暮らしを快適にする方法
室内の温度を快適に保つには、住まいの断熱が大切です。
日本は四季があって、地域によっては 気温の変化が激しい国ですが、住まいの断熱性は他の先進国と比べてとても劣っています。
エネルギーの節約にもなり、高くなる電気代にも対応できる断熱性の改善は、建築する時にきちんと考えることが必要です。
- 寒い住宅が多いと言われる日
- WHOが寒さによる健康影響から居住者を守るために勧告する室温は18℃以上。日本の在宅中の居間の平均室温は16.7℃ とWHOの基準を下回っています。
- 日本の断熱基準と他国の違い
-
日本では求められる断熱基準が
他の国より低く設定されています。
#2 日々の暮らしを快適にする方法
POINT01
壁や床から伝わる熱を遮る
家全体の
断熱性を高める
外壁や窓ガラスの断熱性能を向上させることで、住まいの断熱性能を高めることができます。
断熱性能は1~7の等級で表され、等級5はZEHに必要なレベルです。
断熱性能を高めるためには、適切な断熱材を選択することが重要です。
noahでは、お客様の地域と目標に応じて、最適な断熱仕様をご提案いたします。
- ■ 繊維系断熱仕様
- 鉱物を高温で溶かし、細い繊維状にした断熱材を柱と柱の間に敷き詰める断熱工法。繊維の隙間に大量の動きにくい空気を含むことにより、優れた断熱性能を発揮します。代表的な繊維系断熱材であるロックウールは650度以上の熱にも耐えられるほど熱や火に強く、有毒ガスも発生しません。
- ■ 断熱性能の低い家と高い家の温度差
- 断熱性能が高い家は、部屋間の差が小さくヒートショックの危険性を削減できます。
#2 日々の暮らしを快適にする方法
POINT02
快適な空気環境のために
汚れた空気は
入れない、
汚れた空気は
しっかり出す
家の気密性を向上させることで、夏は暑さ・冬は寒さから家を保護するだけでなく、隙間から入り込む花粉や黄砂、PM2.5などの汚染物質の侵入を防ぐことができます。外から害のあるものが入ってこないようにすると同時に、室内の空気を汚れたものと新しいものと交換する仕組みを作ることも大切です。
- ■ 気密性が低い家では、換気率も悪くなる
- 気密性が高い家では、換気による空気の入れ替えが計画的に行えるため、快適な空気環境を保つことができます。


- 冷暖房時のエネルギーロスを抑える換気システム
- 換気では室内と屋外の空気が入れ替わります。普通に換気を行うと外気が室内に入ることで室温変化が起こってしまいますが、換気の際、室内の暖かさを損なわず、換気ができる熱交換気があります。よい空気環境と室温を両立させることが可能です。


壁掛け熱交換器
〈壁掛け熱交換気システム〉
家づくりに必要なこと#03
希望と理想
が実現すること
木造住宅の場合、間取りの自由度と耐震性の高さを同時に実現するのは困難なことが多いです。
なぜなら、耐震性を高めるには空間を分断する柱や壁が必要になることがあるからです。
テクノストラクチャーの優れた点を活かせば、無駄な柱や壁のない広々としたリビングなど、
希望の間取りやデザインと耐震性を両立する ことができます。
#3 希望と理想
POINT01
設計対応力で叶える
テクノストラクチャーは、木と鉄の組み合わせた「テクノビーム」を用いて厳密な構造計算を行うことで木造では困難な広々とした空間などの希望の間取りも可能にします。構造計算の根拠の計算をもってライフスタイルの変化に伴う間取り変更にも柔軟に対応できます。
- テクノストラクチャーならではの空間
-
テクノビームなら柱や壁を減らし、タテヨコに広い空間を作ることができます。
また自由に位置が決められる間仕切り壁により、
フレキシブルな空間を実現できます。

※1 上階に居室がある場合は最大8mです。 ※2 床下空間、天井懐の設定によって最大寸法は異なります。 ※ プランや地域よって対応できない場合があります。
- ■ オープンな室内空間
-
テクノストラクチャーでは、柱と柱の間隔を最大10m※1まで広げられるため、
一般的な木造戸建住宅を超える大空間が実現できます。


- ■ 高い天井高を実現
- オリジナル接合金具を採用した梁勝ち構造によって、最大約3.8m※2の天井高が可能です。

一般的な柱勝ち構造(左)に比べ、梁勝ち構造(右)は梁の高さの分だけ高い天井高を実現
- ■ フレキシブル設計を実現する間仕切り壁
-
テクノストラクチャーでは自在に間仕切り壁の位置が決められます。
家具の寸法にぴったりと合わせて壁の位置が選べることで、設計の自由度が高まります。また、入居後の間取り変更にもフレキシブルな対応が可能。
構造的な不安も少なく、家族の成⾧に合わせて間取りが変更できます。
※ 間仕切り壁は、構造柱を設置せずに床仕上げ後に施工するため、可変性が高く、ミリ単位の位置変更が可能。

#3 希望と理想
POINT02
技術力で実現する
家族や暮らし方に合わせて、メゾネットや多角形など変化に富んだ空間を作りたい、都会の狭い敷地でも明るい部屋がほしいなど、願いは人それぞれです。テクノストラクチャーは、地震に強いことはもちろん、願いを無理なく実現するための工法や素材を持っています。
- ■ 複雑な構造でも安心して建てられる
- スキップフロア
- スキップフロアとは、床面や天井高さに変化をつけ、プラスαの収納空間や趣味空間を実現したり、開放感と変化のある空間を楽しめる間取り構成のことです。地下室や屋根裏収納と違って、生活空間の近くにプラスαのスペースが設けられるのも魅力です。
一般的な住宅と比べると、建物の構造が複雑になるため建築難易度が高くなるスキップフロアでもテクノストラクチャーは構造計算で強度確認を行うので、耐震性を確保して安心して建てることが可能です。
- ■ 大開口も2台並列駐車もできる
- 高強度の門型フレーム
(Mフレーム) -
壁ではなく門型のフレームで大空間を支える部材です。
1階部分に採用すれば間の柱をなくすことが出来るので2台並列駐車が可能。
2階部分に採用すれば広い開口で日当たりを確保でき、明るい2 階リビングも実現できます。
※ プランにより対応できない場合があります。
※ Mフレームシステムは2・3階部分にも使用できます。
※ 3層全面開口は断熱区分5〜7地域かつ積雪50㎝以下の地域のみ対応です。
家づくりに必要なこと#04
共に歩むために
人生も家も⾧持ちすること
念願のマイホームは、大切に⾧く住み続けたいもの。
強くて⾧持ちする家を建てるために「住宅性能表示制度」や「⾧期優良住宅認定制度」など
品質をチェックできるしくみを活用するものおすすめです。
#4 共に歩むために
POINT01
確かな品質で建てる
「住宅性能表示制度」は「住宅の品質確保の促進に関する法律 (品確法)に基づく制度。
住宅性能の共通ルールを作って等級化することで、工法や材料が異なる住宅で客観的に比較できるようにしています。
長期優良住宅認定制度の重要な基準になっています。
- ■ 住宅性能表示の必須項目をクリア
-
必須項目
-
構造安定性能
地震や爆風、積雪などによる倒壊のしにくさや損傷の受けにくさを評価します。
等級が高いほど地震などにに対して強いことを意味しています。耐震等級3、耐風等級2、耐積雪等級2の最高等級を含む各等級を選択可能です。
-
劣化軽減性能
住宅に使用される材料の劣化の進行を遅らせるための対策がどの程度されてるかを評価します。
通気工法のテクノビームのめっき処理に加え、材木・合板等の樹脂指定または防腐防蟻処理等の実施により、
最高等級の 劣化対策等級3に対応出来ます。 -
維持管理性能
配管の点検や清掃のしやすさ、万一故障した場合の補修のしやすさなどの評価します。
点検口や清掃口を設置することなどにより維持管理対策等級1~3に対応できます。
-
温熱環境性能
暖房や冷房を効率的に行うために、壁や窓などの断熱がどの程度されているかを総合的に評価します。
地域に応じた断熱性能によって、断熱等性能等級4~7に対応しています。
※一部地域には対応していません
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- ■ ⾧期優良住宅※1の認定基準をクリア
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⾧期優良住宅とは「⾧期優良住宅普及の促進に関する法律」に定められている「いいものをつくって、きちんと手入れし、⾧く大切に使う」ストック型の社会に対応した住宅のことです。テクノストラクチャーの家は、認定基準をクリアすることが可能です。さらに、住宅性能表示制度※2の基準の中の8項目で最高等級※3相当の性能を実現しています。

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- 耐震性
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極めて稀(数百年に一度に)発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図る
耐震等級2以上
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- 劣化対策
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数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できる
劣化対策等級3
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- 維持管理・更新の容易性
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給排水管などの点検・補修・更新がしやすい
維持管理等級3
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- 省エネルギー性
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必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されている
断熱等性能等級5以上一次エネルギー消費量等級6
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- 住戸面積
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良好な居住水準を確保するために必要な規模がある
-
- 居住環境
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地域の良好な景観形成に配慮されている
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- 維持保全計画
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定期点検、補修の計画がつくられている
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- 災害配慮
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自然災害による被害の発生の防止または軽減に配慮されたものである
- ※共同住宅は、共用廊下階段等の「高齢者等対策」や「躯体天井高」「共用配管」等の基準が追加。
※1 ⾧期優良住宅の認定を受けるには、別途申請が必要です。プランなどにより、認定を受けれない場合があります。
※2 住宅性能表示制度とは安心で良質な住宅の普及を目的に、住まいの性能を国が認めた共通の基準で評価する任意の制度です。
この制度により、工程や材料の異なる宅でも簡単に性能を比較すること出来きます。
※3 敷地条件やプランにより等級が変わる場合があります。公式な性能評価には別途申請費用が必要です。
※4 基準のないものに関しては、建築基準法の性能とします。
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- テクノストラクチャーの家とは?
- 耐震等級比較